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愛してるのに,愛せない

第2章 HR研修

ロビーのイスに座り







ただ下を向く日高








日高に水を差し出し,話を聞いた








末「日高…落ち着いたか??」

日「………」

末「どうしたんだよ…」

日「千晃から聞いたんだ….実彩子に嘘をつかれたって」

末「うん」

日「あいつ,千晃を利用して真司郎に近づいてた」

末「うん」

日「それなのに普通に笑ってられるあいつらが許せなかった…」

末「俺もそう思うよ」

日「気づいたら2人に怒りをぶつけてたんだよ…」

末「たしかに信じられないし,許せない.でも,放っておくことも1つの手段だよ」

日「………」

末「自分がそうなったときに気づくんだよ.自分のしたことに.」

日「…………」

末「お前の気持ちはよくわかる.けど,やりすぎには気をつけろ.」

日「秀太…さんきゅーな.」

末「いいってことよ」






あの叫び声から









千晃への大きな愛を感じた.

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