Perfect Romance
第11章 飲み過ぎにはご用心
……そして、土曜日
相葉さんに迎えに来てもらって、一緒に櫻井さんちに向かった
途中で、手土産代わりに適当につまみや缶ビールを買った
だってやっぱり、いくら何もいらないって言われても手ぶらってのは気が引ける
そこの考えは相葉さんも同じで、買ったものを二人で割り勘にした
それなら櫻井さんも、気が楽だと思ったから
櫻井さんに教えて貰った駐車場に車を止める
…荷物は何故か相葉さんが全部持って
と、言うか俺に持たせようとしないから、そのまま任せた
手が空いてる俺がチャイムを押すと
「はいはーい」
と、言う声と共にパタパタと足音が聞こえてきた
「いらっしゃい!」
ドアが開くと同時に顔を出したのは
ふにゃんとした笑顔の大野さん
エプロンなんかしちゃって、まるで……
「大ちゃん、翔ちゃんの奥さんみたい」
俺の思った事を、あっさりと相葉さんが口にした
大野さんは「バーカ」なんて笑ったけど
少し顔が赤くなってた
なんか、いいな…
この雰囲気
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