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今日は昼間っから何回泣いたんだろ

人間ショックが大きいと、忘れたつもりでも
受け入れたつもりでも
ちょっと気を抜くと頭の中がそれでいっぱいになって

大人のくせに情けない…って思う反面
俺にもまだこんなに激しい感情が逢ったことにも驚いた

だけどそれだけ
この人達に出会った事は、大きな事だったんだよね


櫻井さんに飛び付いて、ぐちゃぐちゃになるまで涙と鼻水でシャツを汚して

「…いい加減泣き止め」
かなりの時間、それに耐えてくれてた櫻井さんの声が低くなったのに気が付いて

さすがにこれ以上はマズイと言う直前で、俺は相葉さんによって引き離された


「あーあ、翔ちゃんびちょびちょ」
大野さんが楽しそうに笑う

「どんだけ泣くんだよ、あいつは」
櫻井さんが呆れ顔で濡れたシャツを引っ張ると

「…でもさ、良かったじゃん。こんなに慕ってくれてたんだから」

「まあね…」


相葉さんに抱き締められながら、櫻井さん達の会話をぼんやりと聞いていた