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｢……言ったろ。もうやめれないって……｣


言いながら、松本は、するりと下着の隙間から手をいれてきた。
その声が、少しばかり真剣な色を帯びてるのがわかって、我にかえる。


……だよね、弾みでも、イヤだなんて言ったらダメだよね。


だけど、このままだと、なおも、恥ずかしさのあまり変なことを口走りそうになり、あわてて握りこぶしを噛むことでそれを耐えた。


｢熱い……｣

｢……ふ…んんっ｣


形をかえてる俺のは、あっさりと松本に握られる。
親指で先をくるくる撫でられて、思わず息をのんだ。


｢……っ！！｣

｢ヌルヌル……カズ、気持ちいい？｣


……言葉攻めっていうのかな。

黙っててほしいことを、逐一この場にさらけ出してくる松本は、意地悪だ。


｢ぁ………あ……ん｣


……大きな手のひらで、ゆるくスライドしてくるその動き。

さっきのキスで経験したさざなみのような快感は、今やうねり狂う大波にかわり、より激しい刺激を求めて、腰が震えた。


｢こら、噛むな｣


ふいに噛んでたこぶしを片手で持ち上げられて、ギュッとつぶってた目をあけた。