
キラキラ
第39章 バースト12
説明するよ、と、翔に言われ、2人でベッドに腰掛けた。
そして、翔は、この数日間の出来事をかいつまんで説明してくれた。
それは、ご両親の、なかなかにお節介なセッティングで………予想以上にやっかいそうで俺は押し黙る。
だって、向こうの親も、からんでるんでしょ。
テレビドラマみたいだ。
ほんとにこんなことってあるんだ?
最初は、ほぉー…と、聞いてた……けど。
だんだん腹が立ってくる。
いったい何してんの?
最初の対応の判断をしくじったから、こんなことになってんじゃないの。
俺は刺々しくなりそうな声を抑えながら、確認する。
「………つまり、お見合いってこと?」
「………まぁ、そうだ」
「ほんとは、智さんがやるはずだったのに?」
「………まぁ、そうだ」
「………なんで断らなかったの」
「…………断ったさ」
翔がしゅんとしてる。
