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私の目の前で跪いて…

まるで傅かれてるみたいな状況なんだけど!?

「え…えぇっ!?」

「洗ってあげますから」

にこやかな微笑みを浮かべて、私の足首を掴むと

「おとなしくしてろって」

そのまま私の左足を引き上げて、自分の膝の上に乗せた。

「えっ…!!」

驚きの声を上げると、足首から順に撫で上げるように手が動いていく。

「んっ…」

くすぐったいのと、マッサージされてるような気持ちよさが交互に襲ってくる。

ふくらはぎを掴みながら洗う倉田くんの手が、不意に止まった。

「足、冷めましたね」

「え？」

何の話か分からなくて首を傾げると

「足湯で見たとき、真っ赤だったのに」

そう言って、膝下を指先でなぞっていく。

「あ…うん」

その手つきに、腰の辺りがゾクリと震えた。

口元を押さえて、声を出さないように耐えていると、

「全く…」

倉田くんがため息を一つついた。

「見知らぬオッサンに肌見せてんじゃねぇよ」