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sugar-holic2

第1章 プロジェクト成功

「プロジェクト終了を祝して、乾杯!」

平谷次長の音頭。

その直後、それぞれに乾杯とか、お疲れ様でしたとか、挨拶しながらグラスを打ちならした。

「あー、でも本当に無事終了してホッとしました」

私の言葉に、矢口さんが

「えー?不安に思うことがあったんですか!?」

「そりゃあ…本社絡みの仕事は緊張するよ」

「ついこの間までこっち側の人だったじゃないですか?」

久保田くんが笑いながら話す。

「それはそうなんだけど…分かるでしょ?プレッシャーなの」

軽く睨むと、久保田くんは空を見てため息をついた。

「痛い一言だなぁ…」

「え?」

聞き返すと、芹澤さんが手招きして声を潜めて

「ストレスで体壊したって有名になってて。それ系の話でのダメージ、キツいみたいだよ?」

「あ…なるほど」

よっぽど復帰してからがつらかったんだろうな…。

「そんな落ち込まないで下さいよ~」

矢口さんが久保田くんをなぐさめ始めた。

「久保田さんが復帰したお陰で滞りなく仕事ができて、今日を迎えたんですから!」

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