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sugar-holic2

第1章 プロジェクト成功

病気で入院していた久保田くんだけど、復帰してすぐにプロジェクトに参加してきて。

電話でやり取りする度に、無理しないように言ったんだけどね。

休んでた分を取り戻すかの様に頑張ってくれて…

矢口さんの評価も、当然だと思う。

「うん、そうだね。私もそう思うよ」

にっこり笑ってそう話すと。

「ふーん…」

隣から聞こえてきた呟きに、頬がピクリとひきつった。

…しまった。

横目でちらりと窺うと…あぁ、やっぱり。

倉田くんが冷めた目で私を見ていて…

彼の地雷を踏んでしまったのを自覚した。

やっばい。どうしよう。

内心冷や汗ダラダラで、どう言い繕うか考えていると

「久保田さんだけの成果ですか?」

…あぁ…またか…

心の中でため息をついた。

素知らぬ顔でビールを飲んでいると、矢口さんが

「あ、勿論、皆で頑張ったからですけど!倉田さんもお疲れ様でした」

慌てたように取り繕うから、その様子に笑ってしまう。

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