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sugar-holic2

第2章 成功後の約束

「やっ!!」

びくんと体を震わせると、

「いい加減、慣れません?」

ふふん、と笑われた。

「こんなの…慣れなんて…!」

耳たぶを食まれて、思わず顔を反らすと

「いつまでもそんな反応だから、こっちも止まらなくなるんだけど」

耳から首元へ唇で辿っていき、所々でピリッとした痛みが走る。

「あ…痕、付けちゃ、やだ…」

「俺のものって印なのに?」

俺のものって言われるの、嫌じゃない。

むしろ、好き。

甘く囁かれて、その幸せにとっぷりと浸りたくなる。

「………ダメ」

明日も仕事だし。

見える場所にキスマーク付けて商談なんてあり得ない!!

せめぎあった最後の抵抗に、倉田くんが喉の奥でくくっと笑い

「またおあずけか」

抱き締めていた腕の力を緩めた。

「国体のプロジェクト、頑張ったんだけどな」

「それは…分かってる」

国体の事だけじゃなく、通常業務も平行してちゃんとやり遂げてたのも知ってる。

それでどれほど多忙になってたかも、分かってるよ。

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