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sugar-holic2

第2章 成功後の約束

すると、倉田くんが首に唇で触れた。

「んっ!!」

「約束、覚えてます?」

「覚えてるよ!!」

忘れられる訳がないじゃない!!

『プロジェクトが終わったら、俺のものにしますから』

そう言って、ニヤリと笑われた。

この約束の事でしょ…?

「だったら…」

倉田くんの手が、スーツのジャケットのボタンを外していく。

「俺はいつまでおあずけを喰らわされるんですか?」

ボタンを全て外し、襟元を後ろに引かれると、ストンと音をたててジャケットが床に落ちた。

シャツ越しに倉田くんの体温を感じて、ジャケットを着てたより暖かくて…

倉田くんの腕を、手を添えて抱き寄せた。

「おあずけって…『待て』も聞かないのに?」

クスッと笑うと、

「あ、そういう事言います?」

抱き締める力が強くなる。

「本気で『待て』って言うなら聞きますよ?」

耳元で囁かれた声は本当に甘くて。

「だけど、アンタの言葉は『もっとして』って聞こえるんだよ」

そして、倉田くんが耳に息を吹きかけてきた!

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