テキストサイズ

sugar-holic2

第3章 約束と責任と…

責任なんて知らない!!

知らない…けど……

瞳を覗き込まれて、心まで覗かれたみたいに動けなくて…

柔らかく、唇が触れた。

触れては離れる短いキスが続く。

倉田くんの癖なのかな?

それともこういうキスが好き?

啄むようにキスを落とし…それが段々と深くなって舌を絡ませていく。

いつの間にかこのキスに馴れてしまった。

キスが深まるのと共に、少しづつ気持ちが昂っていくのが分かる。

唇がずれた所から、荒い息と声が漏れた。

「んっ…んふぅ…」

髪を撫でられて、そのまま頭を持ち上げるように上を向かされる。

舌を軽く吸われ、ちゅば…と音をたてて唇が離れた。

私の口元から、唾液が一滴顎を伝っていく。

唇は半開きのまま、ぽぉっとして倉田くんを見つめると

「本当…いい反応」

クスッと笑われた。

「めちゃくちゃエロい」

「…っ」

倉田くんから離れようとして、ふらついて…

「あっぶない。…力、抜けちゃいました?」

倉田くんに支えられて、顔を覗き込まれる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ