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sugar-holic2

第1章 プロジェクト成功

「私も楽しかったです。すごく仕事もしやすかったし」

「うん、それは思った。何やかんやでいい人材揃ってたよね」

「それは俺の見る目があったって事かな?」

平谷次長がそう言って笑ってみせた。

確かに。

「またこのメンバーで仕事したいですね」

笑いながら言うと、芹澤さんが

「そんな難しい話じゃないかもよ?」

え?

キョトンと芹澤さんを見ると

「松岡課長が本社に戻れば、ね」

芹澤さんの言葉が意外すぎて、眉を上げて芹澤さんを見つめると

「…は?」

隣から、倉田くんが呆れたような声をあげた。

「そういう可能性も無いとは限らない、でしょう?」

ニッと笑ってる芹澤さん。

「あ、それがいいです!!本社に戻って下さいよ~!!」

その横で久保田くんが懇願する。

「え…だって、まだ半年しか経ってないし」

どこまで本気で言ってるのか分からない芹澤さんに、どこまでも本気な久保田くん。

二人のあしらいに困ってしまうと

「まだ来たばっかりですもんね」

倉田くんが私の肩越しに久保田くんに話しかけた。

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