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ビタミン剤

第45章 残暑




「露天風呂で、こんな風にエッチするの
こんなのはじめてだよね?」

「ん、そだね…翔のあげたかっのって
これでよかったの?」

「ん、違っ…ぁっ…雅紀っ…待って
動かしちゃ…ダメっ…ちゃんと、あげれない…」




あげれないって…なんなんだろ?
星空の下、露天風呂で翔とエッチできてるし
これ以上のしあわせなんてないと思うんだけど?
これ以上のサプライズ??

ぜんぜん思い付かないやっ



「じゃあ10分間だけ大人しくしとくね。」

翔の中に挿入してて10分間も
じっとしとくなんて拷問みたいなもん。
それでなくてもぎゅむぎゅむ締め付けるし
キュゥーーーって吸い付いたかと思ったらすんげえ、うねったりするから


「ありがと
あのね、来月俺と雅紀の2人で休みが
取れそうな日に、
一緒に行ってもらいたいところが有るんだけど」

「俺はいつでもいいよ。
翔の都合に合わせるから、で?何処に行くの」



長い睫毛が伏し目がちな瞳を彩ってる
まっすぐ見つめくる眼差しが揺れて
なにかの決意を想わせる色に見えた。


「……翔?」

「あっあのね、雅紀。
俺の実家に2人で一緒に行ってほしいんだ。
両親にね、俺たちが付き合ってることや、
雅紀とのこれからの事を打ち明けたんだ」





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