ビタミン剤
第11章 innermost
「相葉ちゃんが地方ロケでいないからってさ、
こんな真似していいと思ってんの?
大事な相葉ちゃん泣くよ」
「…ぁ、ん…らってぇ。」
ちゅぱっと卑猥な音を鳴らし咥え込んでる
俺のモノをくちびるから放して、名残惜し気に
舌を絡めてから話し始めた。
内容は相変わらずの恋人の相葉雅紀の惚気とも
思える愚痴。
俺もさ、
恋人はまーくんだけだって決めてるし
最近は摘まみ食いだってさ、もうして
ないんだから。
でも、たまーにね翔ちゃんのこの味が
どうしても欲しくなるんだもんだとか、
つらつら言いやがる。
しかも、
たまーにって台詞と同時に指先で俺の陰嚢を
弄り回す仕草は、どうみても春を提供する
玄人さんの仕草にしか見えない。
俳優陣の中でもニノと関係した大物も
少なくないらしいけど、そこはこいつの
立ち回りの上手さで
するりと懐に潜り込んでは、ふわりと
抜け出すテクニックを持ってて確かに
憎めない存在なのだ。
「マジで相葉ちゃんが心底気の毒。
ってかさ、ニノ相葉ちゃんにも
このくらい丁寧にしてあげてんの?」
ふふん…むっ…はぁ
ん、…ぁ、んぁ…ぅ…ぐ
ンぁ、ふぅ…あっぁんんっっ
ダメだわ
夢中で奉仕し始めてるから、もうなんも
聞いてねえし。