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ビタミン剤

第11章 innermost



一瞬スクリーンに視線を送るニノがいたけど
すぐに目蓋をとじて快楽に飲み込まれてしまう。

「ひっ、ンぁ…まーくん…ごめん…ね
あ、ぁぅ、…中…がイイのぉ」


「ニノが今一番ほしいのってなーに?
言えよ、言わないと中にあげない。」

ここにきてまで俺に狂わせてやろうかなって
長年、ニノが抱えて続けてきた俺への執着と
未練に、優越感と憐憫を込めて有りったけを
注ぎ込んでやる。

俺って、マジ仲間想いだわ。



「はぁはぁ…翔ちゃん、の…せぇ…し
ンぁ、すきな…の、ぜんぶ、ん俺の…ぁ
中に…だして、お願いっ」


「さあ、どうしよっかなぁ俺の精子も
潤だけに中だししたいって言ってんだけど。」



「やぁ、やだぁ潤くん…じゃなくて
…ぁん、俺だも…ンぁ今翔ちゃんに
抱かれて、中出してもらうの
…俺だもん…ぁ、お願い…翔ちゃん
翔の、俺のなか…にいっぱいだして
すきぃ翔っ、……ぁ、翔ちゃんっ」


ま、及第点かな。
一気に高みへと登りつめてやる。





絶頂の先にある極み、その極地の余韻は
ニノからのリクエスト。
中に入れっぱなし、突っ込んだまんまでの
ピロートーク。俺はさっさとシャワー浴びて
すっきりしたいけど、くっつき虫のニノが
腹の上から降りようとしないまま。


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