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ビタミン剤

第11章 innermost



ずっと俺に片思いしてたこと。
奔放に見せかけながらも生でSEXしたのは
俺と相葉ちゃんだけだったとか、
片想いの苦しみに耐えてた時いつも慰めて
励まして、寄り添ってくれてたのが
相葉ちゃんで淋しさを紛らわせるつもりで
付き合い始めたけど
いまはラブラブなんだとか。

でも相葉ちゃんの優しいだけのSEXに
物足りなさを感じる度に、どうしても
我慢できずに、俺を訪ねてきてたこととか
俺にとってはどうでもいい内容だけど


こういう時は黙ってきいてる
そぶりの対応がベター。


「翔ちゃんとさ、デビューの時辞めるか
どうかって2人で悩んでた時期あったよね。
あの頃、ほぼ毎晩俺んちに来て話ししながら
いっつも最後はSEXしてたでしょ。」


「んーん、だったね。」


「俺の中で、翔ちゃんが何度も気持ちよく
なってくれて、そのまま突っ込んだまんまで
二人で泥のように眠り込んだりしててさ、
また起きたらそのまんま俺の中で復活して
ガンガンに朝からしてたり。
俺、あん時このまま死んでもいいかもって
思ったりしてたもん。」


「いや、そりゃかんべんだわ
親泣くし、シャレなんねぇし。」


思い出話に興味なんてこれっぽっちも
なかったけど、
社交辞令的にね、まだ突っ込んたまんまだし。


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