ビタミン剤
第15章 陽だまりの午後
「かず、すっげえ気持ち良かったよ、
かずが俺の腹にいっぱいだしたの指ですくってくちびるまで持ってきて。
和也のは俺がぜんぶ舐めたげる。
カズの特濃ミルクは俺の元気の素だからさ。」
ほら、まただ
また翔ちゃんは俺がほしいもの
ほしい言葉、ほしい行為をストレートに伝えてくれる。
無意味じゃないんだよね
俺たち2人の細胞は日々俺たちによって形成していけてるんだね。
おにぎりと一緒にパクリとされたときよりも
翔ちゃんのくちびるも舌も、熱くて情熱的で絡め取った4本分の指に美味そうに吸い付いてくれる。
誰よりも愛おしい旦那様
ベルトの拘束を外しながら濃密なキスをしてもらう
翔ちゃんの解放された両腕は自由に俺の身体を撫でまわして、隅々まで隈無く優しく触れてきてくれる
アーアーウーアー
「ひゃあ!えっうわっ、っ海くん!」
ぐっすり眠れたのか、ご機嫌な目覚めの海くんがすぐ横に来ちゃって、翔ちゃんの上に乗っかったまんまの俺のすぐ横で両手を広げてる。
「ちょっと、翔ちゃんもう離して、ってか抜いて。
ダメッ、…ぁやっ…海くんが来てるから…」
「ダメッまだムリ、
俺のやんちゃな息子がまたかずの中でガッチガッチになってるし。」
挿入されたまま繋がってる状態
翔ちゃんの両腕ががっしりと腰をつかんで放してくれない。
って嘘でしょ
また俺の中でどんどん質量が増してきてる
海くんが真似して翔ちゃんの上に乗ってこようとするから、もう抱っこするしかなくて
抱っこしたまんまで翔ちゃんから作り出される律動、抽送に耐えることで精一杯。