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ビタミン剤

第18章 宵待ち草


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隣のスタジオにいた櫻井翔


『もっとアクティブに友達とあったり
習い事したりそういう願望はないの』


『押してるから、VTRいってっ!』



※※※※※※※



仲の良いバラエティー担当のディレクターに
マネージャーも一緒に無理を頼み込んでもらって
ドッキリ企画みたいな真似事。
すぐ隣りのスタジオでの収録にゲリラ攻撃をしてみた。
ざわめきやどよめきも多少あったけど
ほんのわずかな2、3分の寸劇。


お邪魔しましたってあいさつしながら両手を振って立ち去る俺に向かって
かずも立ち上がって大きく手を振ってくれた。


ま、俺にしたら上出来かな?


俺だって嫉妬もするし不安や心配もしたりする。

かずの名前のバラエティー番組
女性ばかりのキレイどころに囲まれて司会をする
かずは、最近めっきり艶っぽくなったとか
小耳に挟んだりするから。
あと、やたら女子力が上がってるとかもさ。



たまにはしっかりと気持ちを伝えておかないと
この世界は様々な誘惑が多いからね。


かずばっかりが夢中なわけじゃないよ
俺だってかずに首ったけなんだからね。


またかずの抱き枕になってあげたいな。

優しい手つきのマッサージ機能に
あまい歌声のフィーリング効果
フレグランスな香りの癒し効果

ついでにプレミアムサービスで
いやらしい機能も備えてあげなきゃ

いつだってかず専用の抱き枕になってあげる。



おわり

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