ビタミン剤
第24章 愛の戦士
眼鏡越しに睨まれたりしたら余計に反応
しちゃうじゃん。
翔の背中にぐりぐりって俺の下半身の膨らみを
押し付けながら
右手の指先ですりすり、くにくにって
食べ頃に熟しはじめる果実を不埒な指使いで
愛撫していく。
「…やめっ…雅紀っ…まだっ」
ムギューって抓られちゃった
「エヘヘ、邪魔してごめんね」
さっと引いてまたソファへ逆戻り。
これ以上イタズラしちゃうと翔に本気で
怒られそうなんだもん。
どこまでも頑なで恥らう翔の態度
ツンっておもいっきりそっぽ向いて立ち上がると
身なりを整えてリビングから出ていっちゃった。
トイレにでも行くのかな?
それとも、怒らせちゃったとか?
ま、もう慣れっこなんだけどね
かわいいツンデレさんめっ!
だからこそ、その反動のギャップ
ベッドの上の翔は
たまらないほど素直でかわいいんだ。
とりあえず翔の匂いと、さっき触った
指先の感触で目を閉じて妄想に耽っておく
もちろん膨らんでる股間にも応急的な
処置をしとかないと。