ビタミン剤
第24章 愛の戦士
「クフフ、翔っ
だあーいすきだよホントにごめんね、
先に独りエッチしたりして。」
翔が部屋から出ていった理由はトイレでもなくて
拗ねたり、怒ってたんじゃなくて
ちゃんと俺との愛の行為を考えてていろいろ
用意しに寝室まで行ってくれたんだ。
我慢のきかない身勝手でガキな俺でごめんねって
翔の頬にキスをしてあげると
赤いくちびるを尖らせてキスをおねだりされる
アモーレなキッスは
翔もだぁいすきな濃厚で情熱的なラテン仕様。
キスしながら
翔の指先がパジャマのボタンを外してきて
俺の指は翔の着てるシャツを捲りあげて
しなやかな素肌を撫で廻してあげる。
アモーレになる2人には衣装なんて必要無いんだ
「雅紀のあんな膨らんでるの背中にぐいぐい
押し付けられて胸まで触ってこられたら、
俺だって我慢できなくなるもん。
でもね
途中で、寒くなってくしゃみされたり
ローションないって素っ裸で寝室まで
ダッシュで走られたりして
雅紀が風邪とかひいたらヤだったから」
うーん、めちゃくちゃ愛されてるじゃんっ!