ビタミン剤
第29章 ルール ver.2
くっそぉ…
なんて文面見せてくんだよっ
おもいっきり完勃したじゃねえかよっ!!
『めちゃめちゃ泣かせる
ひいひい喘がせる
ぜんぶ飲ませる
最高に感じるさせてやる!!』
俺っちだって
このくらいの返事が返せるぜってとこ
見せてやらないとっ!
横見ると真っ赤になりながら携帯画面を
見てる翔ちゃんの蕩けるような顔。
『おこってる?
智くん、分かってる?
俺ね、誰よりも
智くんのこと…愛 し て る』
くっそぉ!
なんでこんなに可愛いんだよっ
「あの、運転手さん
行き先変えてくれませんか?
ここから1番近くにあるホテルでお願いします」
「……えっ?…智、くん…」
愛し逢える時間を少しでもはやく作りたい。
ホントに俺だけを愛してるのか
すぐに証明させてやるからな!
覚悟しとけよ、翔ちゃんっ!!
『おいらが
天国にイカせてやる』
存分にその身体に教えてやる
俺の愛は等分にはしてやれない
翔ちゃんだけに偏った愛なんだからな。
おわり