ビタミン剤
第29章 ルール ver.2
Oside おわる 帰る
「お邪魔しましたぁ」
「こちらこそまたいつでも来てね。」
「じゃあまた、明日」
「あ、何時だっけ?」
昨日の残り飯をブランチにしてなんでもない
話題で笑い合って。
翔ちゃんはソファに座っててもらって後片付けは
4人でやった。
パーティー会場の松潤宅を後にする
お別れは翔ちゃんの頬にキスして。
またどうせすぐに会うんだけどさ
こうして触れ合えるのは特別な日だけだから。
俺らもタクシーに乗り込んで
コートのポケットの中でこっそり手をつなぐ。
「智くん、ありがとう
とっても素敵なパーティーだったよ」
「マジで?
なら良かったけど、でも…増えちゃった
事がなぁ…うーん」
「だったら、もっと俺らも増やしちゃう?」
「へ?増やすって…なにを?」
困ったような苦笑いで眉根を寄せてる
俺の理解力の無さに呆れたのか繋いでた
手をそっと放して、携帯でメッセージを送ってくる。
『帰ったらすぐに…する?』
うつむいてる表情はいつもの涼し気な顔
『智くんと2人だけで
いちゃいちゃしたいな
舐める?
咥える?
しゃぶる?
にぎる?
こする?
はめる?
でる?
かける?
飲める? 』