ビタミン剤
第30章 ムテキのヒーロー
Nside
「翔さん?…あの、もしもし?」
「どしたの?」
「あ、潤くん…翔さんが…」
「マジ?ちょっと早くね?」
「どしたのどしたの??」
バタバタ煩い相葉さん
でも、この癒し系スマイルならもしかして
「うおーい、翔ちゃーん
だいじょうぶかーい??」
ダメだ…反応がないや
ここはやっぱりあの人でしょ
魂の抜けた状態の翔ちゃんの事はしばらくそっと
見守ることにして
一応あの人にもLINEをしておかなきゃ。
また、翔ちゃんが
バクってどっか行っちゃってるみたい
はやく連れ戻したげてねぇ。