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ビタミン剤

第38章 愛のある風景


Oside

にぎやかな声が画面から聞こえてくる
かなり大画面を買ったりしたから
やたらとがちゃがちゃ煩く聞こえる。

だからおいら一人の時はもっぱら釣り番組ばっか

恋人のかずはテレビっ子でゲーム大好き

けどさ、今
ちいさな溜息をもらしたの気付いてんだ。
さみしいとか、一人ぼっちにしないでとか
素直に言葉に言ったりできないひねくれた性格。


ま、そんなとこもかわいいんだよな



シャツの隙間からぷにぷにした柔らかな腹の感触を楽しむように手を滑らせる。



「ちょっと、どこ触ってんですか」

「ん、いや確認中
毎日育ち具合をさ、触って確かめとかねと」

「うっとおしいですよっ
ちょっ…やめっこれ見たい番組だから…」

少しはえぇ時間けど、どうせやるんだし


「食後のデザートな」

「はああ?」

かしましいかずの口を塞ぐのにはおいらの息子を
突っ込んであげたらはやいけど
今夜のターゲットは胸

こっちも毎晩おいらが開発して、
かなりいやらしい性感帯になってきてるから
今夜はこっちの発育具合をチェック。


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