ビタミン剤
第39章 ノクチルカ
いじわるな眸の色で微笑んでくる。
潤の言葉に逆らう事なんてできない
軀が1秒でもはやく潤の熱を求めていた。
「…ぁ…ね、もう…潤っ…
ここ、弄って…潤の舌で…ぁ…舐めて…」
自分が吐いた台詞のいやらしさに
早鐘のように高鳴って鼓動が跳ねるのが分かる
「フフ、かわいくおねだりできたね
じゃあいっぱい舐めたげる」
太腿に手を添えられて
潤の吐息が吹きかかるだけで腰が砕けそうになる。
上半身ごと壁にもたれかかって両手で
双丘を左右に押し広げて潤の行為を待ち焦がれる
「ひっ…ぅう…ふくっ…ぁはぁ…ああぅ」
「クスクス、翔ってば声大っきいっ!」
後ろを舐めるだけじゃなくて
前も握られてゆるゆると扱かれる。前後の攻め
にはしたなく垂れる蜜がじゅくじゅくと
淫靡な水音を響かせている。
ぞくぞく込み上げる震えが止まらなくて
唇を噛み締めようとしても
愛撫のつよい快楽にくちびるがうまく結べない。
「せっかくシャワー浴びたのに、前も後ろも
ぐしゅぐしゅだね?
ほらみてよ、旨そうに指も飲み込んでいく。」