ビタミン剤
第40章 嵐影湖光
向かい合う俺と潤の腹の間に飛び散る白く濁った飛沫。青臭い匂いが2人を包み込みながら部屋を充満してゆく。
「イッたからってぼうっとしてんじゃねえぞ。
それとももう、満足したのか?
こんくらいでいいのか?」
「…んやぁ…まだ、翔…ぁ
もっとぉ、…はぁ…ぅぁ…はぁ。」
深く繋がっている潤を抱き寄せながらゆっくりと
上体を横たえて、本格的な動きで腰を突き上げ始める。
「ちょうどいい具合だな。
智くんの中出しした分が潤の中でローション代わりになって滑りやがる。
…くっ、そんな締め付けんなよっ
まだまだ愉しませてもらわないとな。」
俺を美味そうに咥え込む潤の尻の窄まった蕾。
今はその襞の全て一本一本までが伸びきって
滾った俺の砲身を更に奥まで飲み込もうとする
食虫植物のような妖しい蠢きをしている。
「…はぁ…ぁう…あ、翔さぁっ!」
「潤、やべえぞおまえの中の締め付け具合。
きゅうきゅう絡みついてきやがる。
今ここでドア開いたりしたら潤の突っ込まれて
気持ちよく感じてるとこ、ぜんぶ丸見えだぜ。」
「やぁ、やっ…イイぃ…ぁあんんっ」
「だから、声我慢しろって言ってんだろう。
この淫乱がっ!
そんなんだから智くんに持て余されんだよ!」