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ビタミン剤

第43章 オッカムの剃刀


Nside

「乗ってく?」

「あ、ううん、いいや。
今日は、えっと、翔ちゃんが送ってくれるんだ」

「あっそ。じゃあね」

「うん、ありがとねぇ。お疲れまぁ」




前からだったよ

こんなことはしょっちゅうある事で
今更気持ちが乱れることでも無いのに


ざわついて千々に乱れる感情


部屋に帰るなり早々に
ゲームの世界へとダイブする




ほぼ同期でシンメで踊ってた
あの頃からの長年の付き合い
ずっと親友みたいなくされ縁のようで
じゃれあう姿とかはまるで兄弟みたいだね
なんて言われた時期だってあったんだ。


頑張り過ぎるくらい頑張り屋さんで
粘りのある根性と、もちまえの明るさは過酷さも
少なくなかったバラエティー番組で更に磨きがかって

粗削りで粗野に見えてた20代の頃に比べると
ボケ要員だった部分は天然系として
癒し系の方が徐々にクローズアップされてきて
30代になるとかなり洗礼されて
色香のある大人の雰囲気の男になってきてた。




10、20代前半がピークだったと思える自分と
反比例するかのように
相葉雅紀の魅力は年を追うごとに滲み出てきてる。



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