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ビタミン剤

第43章 オッカムの剃刀


でも、なんか
これが俺たちらしくっていいんだよね

おバカ扱いされたって
いつだってフォローしてくれて、優しく気遣って
くれて、いっつも俺のこと見ててくれてたんだ。




あの頃からたくさんのことを分かち合ってきた

疲れきって気がついたらお互いの肩くっつけて
寄り添いながら総武線の車内で居眠りしてた
あの頃の俺たち。

あの頃からこうなる運命って決まってたのかな?



「他人の握りしめながらなに考えてるの。」

「あ、ごめんっ。」

「ったく、初夜らしくなんないなぁ
けど、これが俺ららしいのかもね。
雅紀、好きだよ」

「…かず、うん俺も大好きっ」








Nside



あのふだんはぼんやり眠そうな顔ばっか
見せてるリーダーがあんな顔になるんだって
びっくりした。

恋すること、愛し合うってこと
2人で寄り添うと
あんなにもしあわせそうな微笑みを浮かべ
られるのなら

俺らも2人であんな顔をなれるといいな。



濃厚なキスをしながら雅紀の身体を横たえて
たっぷりなローションを指先に絡めて
雅紀の蕾を突いてみる

ぴくりと窄まって閉じようとする部分に
ゆっくり時間をかけて指先で撫でながら解していく。




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