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星に見ている

第3章 いる


校舎の玄関出ると――――…




流石…雪の季節――――…


夕方6時は…



夜の景色に世界は変わっていた――――…





「はぁ――――…」



っと、息を黒い空に吐き出すと…



息が白く広がり―――…


目の前で消えた…








押し込めて…行き場を無くした僕の恋心も――――――…


この息の様に…消えればいいのに…




そう…思いながら…ゆっくり歩き出した―――――…



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