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「すぐにどうこうっていう問題でもないだろ。
とにかく入れ」

玄関先で泥をはらうと
半ば強引に未菜を部屋に入れた。

「じゃ……着替えだけさせてもらおうかな」

未菜は汚れた衣類を脱いでいく。

「ごめんな。俺のせいでこんなことに……
明日そいつらきっちりシメとくから」

寄ってたかって一人の女に……

許せないだろ。

「それはダメ。直人はカノジョを守って
あげなきゃ。それに私は直人の用心棒だから」
「用心棒？俺はそんなつもりは……」
「そうみたいよ……私は」

女たちの目には未菜の存在が
俺の用心棒として映っていたらしい。