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光を探して

第2章 鬼になったママ


入学式にはパパとママがいて仲良さげにしていて安心した。
その日の夜ご飯はファミレスだった。

「莉心お子様ランチにする!」

「一年生やのにおかしいわ。」

ハンバーグセットを頼んだ秋に馬鹿にされた。
秋だってハンバーグなくせに。

「莉心はまだまだ子どもやな。」

そう言ってわたしの頭を撫でるパパの手が優しくて笑った。
ずっと子どもでいたいと思った。


人見知りがしなくて人懐っこい秋はすぐに友達ができたけど人見知りが激しいわたしはなかなか友達ができなくて学校にあまり行きたくなかった。


「学校あんま行きたない。」

「休んだらあかんで、行きや。」

厳しいこと言うママ。

「休みたかったら休みや。」

甘えさせてくるパパ。

厳しいこと言ってくるママより甘えさせてくれるパパの方が好きだった。
ママはちょっと怖かった。

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