光を探して
第2章 鬼になったママ
夏休み入る前には学校にも慣れてきて友達ができていた。
学校生活は何の問題もなかったけどまたパパがいなくなった。
「パパは?」
「ちょっと離れて暮らすことになった。」
「何で?」
「知らんでいいの!」
ママに怒られたから深くは聞けなくて秋に聞いてみた。
「生活保護ってやつのためらしい。
おばあちゃんが言ってた。」
「何それおかしいな。」
生活保護を貰うためにパパと離れて暮らすってことになったみたいだけど当時のわたしにはまだ理解できなかった。
生活保護が何で必要かを知るのは少しあとだ。