FROGS
第2章 1章 メンバーの集まり
吹奏楽部の演奏を生徒勢員で聞かされていた。
あくまでその中のひとりで私はそこに居た。
周りの人は皆寝たり、仲のいい人と喋っていたりした。
もちろん私も同じで席の近い仲のいい友人と話をしていたのだが、その友人の内1人がふと、こう言った
「あードラムめっちゃカッコイイな
いっかいやってみたいねんなー」
それを聞いて私はなにか感じる節があった。
その時既には私の夢はバンドに向いていたのだが私はそれまで常にひとりで活動していたためバンドに所属するメンバーを集めることにとても大きな不安があった。
しかしその子がドラムをしてみたいと言う事を言ったのを私はここぞとばかりに勧誘した。
「じゃあバンドやってみようや!
俺ギターやりたいねん!
知ってると思うけどボーカルもできるし!!」
それを聞いて三人目の友達がこう言った。
「じゃあ俺ベースやってみたい!」
私は確信した。
(これは...行ける!)
そして話は新メンバーの話になった。
いくらバンドを結成したとはいえ3人では心もとない
キーボードを1人追加することに決めた
思い当たる人物がいたので誘ってみるとすぐに乗ってくれた。これでメンバーは揃ったと思っていたがそうはいかなかった。
最初にドラムをしたいと言った奴の進学が東京に決まっていたことが発覚した。
それのせいで僕達はドラマーを無くすことになった。これはまずいと違う人を誘った結果ドラマーと更にもう1人のギターを捕まえた。
ほとんど、いや完全に全員が初心者の状態でメンバーが揃ってしまった。
その後なんの進展もなく更に新しいボーカリストが加わることになってしまった。
通常バンドのメンバーは4人多くて5人だがこの時点でうちのバンドは六人体制になっている、とんでもない誤算だった。
この結果後からとても苦労することになる