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きみがすき

第42章 *かーてんこーる*


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相「クリスマス会?」


「うん。25日の仕事終わりにだけど。」


相「いいね!楽しそ〜。」

今は、相葉ちゃんとデート中。
1年で1番のイルミネーションシーズン。
せっかくだから話題のイルミネーションを見に行こうってなって、最寄り駅で降りた俺達は歩いてるとこ。


相「クリスマス…ごめんね。俺仕事で。」

クリスマス、年末年始とイベントが続くからお店は忙しい。
予約も多いみたいで今年は3人でお店に出るんだって。

「ううん。こうやって相葉ちゃんに会えるだけで嬉しいよ。」
そう気持ちを伝えれば

相「…うん。俺も嬉しい。」
相葉ちゃんは、大すきな笑顔を見せてくれるんだ。


でも実はね。24日のクリスマスイヴ。
相葉ちゃんの誕生日なんだよ。
相葉ちゃんは仕事だけど、どうしても会いたくて、ニノとお店の予約をちゃっかり入れてあるんだ。
驚かせたくてニノ考案の偽名使っちゃったけど…だから内緒だよ?



相「写真ありがとね。」


「写真?…あ、翔くんの結婚式の?」


相「うん。大ちゃんは勿論だけど、翔ちゃん 想像以上にちょー格好良かった!奥さんも可愛らしい人だね。」

そう。先日、翔くんとユミちゃんの結婚式に、俺も参列させてもらったんだ。

相葉ちゃんが、写真送ってー。って言うからね。せっかくなら翔くんとユミちゃんと、俺の3人で撮った写真がいいかなって。

相「3人の写真も良かったけど…これ!この写真!凄くいい!」

相葉ちゃんが見せてきたのは
俺と翔くんが、グラスを持ったまま爆笑をしている時の写真。
タケちゃんがいつの間にか激写してくれてたのを、その時のノリで相葉ちゃんに送っちゃったやつ。


相「大ちゃんも翔ちゃんも、凄く嬉しそう!」


「嬉しそう? 楽しそうじゃなくて?」


相「うん。すっごく嬉しそうな顔してる。」



あぁ
そっか。




結婚式の日

真っ白なタキシードに身を包んだ翔くんは
いつもにも増して、その顔は自信に満ちていて、格好良くて

青空が見えるガラス張りのチャペルで
2人は永遠の愛を誓い合い
そして、キスを交わした

なんだか俺は胸がいっぱいで、泣きそうになって(←正確には泣いた)
そこからはずっと涙を堪えるのに必死だったっけ(←正確には号泣)


すごく幸せで 素敵な結婚式だったから。


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