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きみがすき

第45章 *かんさつにっき*




どーも、お久しぶりの
二宮です

クリスマスも間近に迫った今日この頃
さてはて、俺は何してるかって言うと…



松「かーず。ごめん待たせた?」

「潤くん!ううん。全然待ってないよ。」

そ。潤くんとのデートだ♪

松「そっか。…まだ来てないのか?」

「ううん。来てるよ。あ・そ・こ。」

俺が、あそこ。と指差したのは
最近流行りのドリンク屋の前

松「……かず」

「んー?」

松「…ほんと好きだよね。観察すんの。」

呆れた様に俺の頭に手を置いて
でも、そんな俺の行動は、最早 潤くんの許容範囲になっている


待ち合わせ時間まで、あと10分ちょい

もう少しだけ。と俺は潤くんを巻き込んで
智さんと、そしてその隣にいる相葉さんを見守った


そう。今日は念願のダブルデート
なんだかんだ流れに流れて実現することのなかった4人のデートが叶ったのだ

松「タピオカ?買ってんの?」

「そだね。寒いのに良く買うねー。」

松「あーあの店、ホットもやってるらしいよ。」

「マジ?タピオカのホットって…どんな?」

そんな会話をしているうちに店を出てきた2人
嬉しそうな智さん。の手にだけある1つのホット用のカップ。


あちあち。と両手の数本の指でそれを支えてて

そして
そんな智さんを、優しい眼差しで見つめ
幸せそうに笑う相葉さん。




……

うん。満足♪

「行こっか、潤くん。」

俺は、少し後ろで待っててくれた潤くんを振り向いて声を掛けた。

松「あ。」

「え?」

相葉さんと智さんがいる方を向いたままの潤くん。視線を追えば

「!」

そこには、顔を真っ赤にした智さん…?!

「え?なに?何があったの?!」

松「…ったく」

「ねぇ!潤くん!」

松「キス。した。」

「?!キス?!こんなとこで?!」

松「おーのさんから飲み物貰った雅紀がそのままね。たぶん。周りからは肩組んだ位にしか見られてないと思うけど…」

???

松「つーか、俺らが見てるってわかってやったな雅紀。」

…マジ?

ゆっくりと2人の方を振り向けば、満面の笑みで「おはよー♪」とブンブンと手を振る相葉さん。
と、その隣でぶすっと怒ったように、照れたように佇む智さん。


松「…行くか。」

「…だね。うん。行こっ♪」




楽しい1日になります様に…



*おーるえんど*
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