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魔王「勇者討伐の旅に出る」

第2章 キャンプ

召喚士「…王都に行くぞ」

盗賊「…やっぱり、王がからんでるんだ?」

召喚士「行けば分かるさ」

盗賊「…いいよ。アイツにも仕返ししなきゃいけないからね」

魔王「たった3人でか?」

魔王「…相手は、この国の大王だぜ」

召喚士「もちろん、私や盗賊にどんなに実力があったとしても、多勢に無勢。それにあちらにはそれ相応の手駒もいる」

召喚士「今回の『勇者』たちは、私らに探りを入れた程度だろう」

魔王「…!」

召喚士「慎重にやらねば、やられる。策を練って打って出なければならないが…」

召喚士「その前にひとつ問題がある」

盗賊「問題?」

召喚士「…ああ。こちらの動向が王国に知られている現状だ」

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