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魔王「勇者討伐の旅に出る」

第2章 キャンプ

魔王「…『勇者一行』になぜ俺たちの居場所が分かったのか、ということだよな?」

盗賊「ま、普通の農村の納屋を借りた以上、そのへん賭けではあったけどねえ…」

召喚士「…お前が復活したという情報が、私たちがここへ来た時点で、この辺境の村まではもたらされていなかった」

召喚士「外界との接点が限りなくゼロに近いあの村の人間が、魔王復活の情報を得、そして私たちのことを漏らした線はまず、ないだろう」

盗賊「そうなると、外から来た人間が、私たちの情報を持って出た…?」

召喚士「…ああ」

魔王「俺たちがここへ来てから、他にあの村に出入りした人間…」

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