無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ベールをめくって覗かせるアイルの顔は

少し緊張で赤らんでいて
可愛くて…

そしてオレに微笑みかけてくれていた



アイルの細い指にオレが指輪をつけて

アイルが少し震える手で

オレの指に指輪をつけた


『…おそろい・・・はじめて』

『(笑)』


指輪を見つめﾎﾟﾂﾘと呟くアイルの顔は
照れながらも…ずっと微笑んでいた



そして・・・誓いのキス


…なんて際には



キョトン…



『ぇ・・・ぃや…あの…ぉぅ』




首をぷるぷると振って




『ゎ…私…ひ……人前で、そんなっっ』




なんて




思わずやらかすアイルだったが




そのへんは〃らしさ〃だ(笑)





思わず双方の参列者から笑い声が上がる中…




『アイル…(笑)』




オレは


顔を赤くして目を閉じるアイルと

そっと・・・口づけた


これまでの道のりを


お互いを労うように『幸せ』を誓った…。








ささやかで幸せな式の後

オレとアイルは長いこと旅行に出掛けた

ハネムーンてやつだ

海を渡って…世界各国



…とは言わないが



オレもアイルも
特別贅沢もせず地道に働いてきた

こんな時くらいは特別だ、と

のんびり羽を伸ばして
二人きりの時間を過ごした

とびきりの笑顔のアイル

オレも必然的に笑顔に…



しかし


途中、某国で

〃大蛇〃を首にかけてもらって
微笑むアイルにだけは


『(汗)(汗)(汗)💧』


であったが(苦笑)


『うわぁ…カワイイ～』


ど…どのへんがだっ！？アイル！？



『リョウキ？
一緒に写真撮ろうよ？白へびさん♪』

『え…遠慮しとく💧』


ひょえ～～～～っ…。


『すごく大人しい良い子だよ♪ｳﾝ…優しい子～』

『💧💧💧』


う…うちとけてやがる。



『毒ももってないし、大丈夫よ？リョウキ』



まったく、かなわないぜ(笑)



『カワイイ…♪うちに連れて帰りたい』





勘弁してくれっ…(汗)💧





気付けば既に３ﾒｰﾄﾙも後退りしていたオレは
白蛇とたわむれるアイルを

それはそれは微笑ましく(？)みていた

アイルのやつ
生き物好きも、そこまでだったとは…
守備範囲広すぎだろっ


……◯"キ◯"リだけはダメで
オレに助けを求めてくるけどな(笑)