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Best name

第32章 最高の名前

『ふふふ・・・っ』


『ハハハハハっ・・・』










『オ~~~~~イ!!!』




笑い合うオレたちの元へ

慌てふためいた

ソウタさんがとんでくる。






『アイル~~~!!

おまえっ…さっ…散歩は
もう禁止だぞオマエ~~!?

お前一人の身体じゃねぇんだぞ?!
何かあったらオマっ・・・俺っ…

どーすんだよバカヤロ、お前~~っ…』







『ふふっ・・・

〃おじいちゃん〃も待ってるよ♪

元気に・・・生まれてきてね』





そう言ってアイルは再びお腹をさする。






ソウタさんは変わらず

アイルを心配する父であった。



(あ…もうすぐ〃おじいちゃんになる〃けどね♪)





後からついてきたマナさんが

そんな様子を呆れてみていた。





『~~ったく、今からそれじゃ

先が思いやられるわぁ~~…。

子より先に…孫授かって

しっかりたのむよ~〃パパ~〃?』






・・・・・?





・・・。




・・・・・ん?





何か・・・・・今・・・。







と、オレが振り向く前に




〃ギョッ〃としてるソウタさん。







『えっ・・・?

ま・・・・マナちゃん?…今・・・今のは?』








・・・ん?






・・・・・マナ・・・・・〃チャン〃・・・?










『~〃3ヶ月〃だってさ~~・・・』









・・・それ・・・・・って・・・。








『え・・・・・?』 アイル、キョト~ン。

『へ・・・・・?』 オレ、ポカーン。








『・・・』


ソウタさん・・・・・チーーーン(笑)












『ぇっ・・・えっ…?』

『え・・・え~~…』


オレとアイルは互いに目を見合わせる






えー・・・えっと



だから、その~~・・・それは




つまり・・・・~~・・・って























『『えぇええええぇえっっ・・・?!』』












アイルと揃って雄叫び…。







無理もないだろう?







『ほっ…本当なのかマナミっ!?』


『~~・・・』










この二人……?!





マジかよっっ・・・!?

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