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Best name

第32章 最高の名前

『ア…アイル・・・っ』




〃ヤバい・・・どうしようオレ…〃






『うぉぁっ・・・!!!

アイルっ…お・・・落ち着けぇ…っ』









『うっさい!!!

わめかないっ!黙ってなさいっ!!

~~アイル・・・?・・・大丈夫・・・!?

・・・立てる?

・・・・・・。

・・・~リョウキっ!!病院に電話!


~~……は・・・私がするから

車・・・!!!

早くっ!・・・急いでっ?!』






「あ・・・・・・、ぁ…はいっ・・・!」












使えない・・・


役にも立たない男2人に代わり


アイルに駆け寄ったマナさんが声をあげる。









『う…うまれるって・・・???

アイルがっ!うまれる・・・っ

赤ちゃんが・・・っ!!!

どうしよっ…アイルがっ…どうしよっ?!

マナちゃん…アイルが!…ブツブツ』





ソウタさんはもはや

〃檻の中の熊〃状態で右往左往。







オレは急いで

車を横に付ける。








『アイル…っ・・・しっかりしろ!』






苦しむアイルを

抱き上げてクルマに乗せる。






マナさんがすぐさま隣に乗り込んで

さっさとドアを閉めた。







『ぇ…マナさん?・・・そーたさん…』









『あんなのいーから!!早く・・・!

急いでリョーキ・・・っっ!!!』








『うわっ・・・!?💧

・・・はっ…ハイィ~~っ・・・!!』







マナさんの気迫に



オレは・・・・・・クマを…




いや





〃ソウタさん〃をおいて






颯爽と車を出した。

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