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相葉さんの恋人になる方法

第2章 触れたい。

A「どーせ徹夜でゲームしてたんだろ〜。」

・・・は??

人の気も知らないで・・・!


N「違ぇよ、あいばか!」


A「あいばか!?にのちゃんひどくない?!」


N「うるさいよ、あいばかはあいばかです。黙って肩貸してりゃいいんです。」


A「うわ〜可愛くない!さっさと昼寝しろよっ」


N「お前が邪魔してんでしょーが!」


お互いキャンキャン吠えてるのを、まわりでメンバーやスタッフが笑って見てる。
久しぶりにじゃれ合って、笑いあって、後半の収録はいつも以上に楽しめた。

そうだ、これが俺達の正解の関係なんだ。
仲の良いメンバーで、親友。
相葉さんの近くにいられる、それだけで十分幸せじゃないか。
これ以上望んじゃいけない。


収録が全て終わり、皆それぞれ帰り支度をしている。
翔さんと潤くんはまだ仕事があるらしい。
嵐さんは皆忙しいよホント。


俺は今日はもうこれで終わり。
色んな事を考えて、なんだか疲れてしまった。
本当はお酒でも飲みたい気分だったけど、誰か誘うのも面倒だ。
さっさと帰ろう。


A「にの!お疲れ〜!ね、今日この後ヒマ?」


N「・・・なんで?」


A「体調平気なら、久しぶりに飲もうよ!家のがユックリできるでしょ?ウチ来る?」


ヤバイ。嬉しい。
最近じゃお互い忙しかったのもあるけど、俺が2人きりになるのを避けてたから、家にもしばらく行ってない。
休憩中に触れた温もりを思い出す。
今日はもう少し、相葉さんの近くにいたい。
きっと少し疲れてるんだ。
今まで気持ちを押し込めて頑張ってきたんだから、少しご褒美もらってもいいよね。


A「・・・にのちゃーん?やっぱしんどい?」

少ししょんぼりしてコチラを伺う様子が可愛い。

N「いや!平気!・・・しょうがないから付き合ってあげますよ。」


A「やったー!にのと飲むの久しぶりー!」

N「ふふ、ほら、さっさと行きますよ。腹減ってるから何か買って帰りましょ。」


相葉さんの表情がパァっと明るくなる。


A「うん!酒も買い足そうっと!今日は寝かさないよにのちゃーん♪」

・・・いちいちドキドキすんな俺!
あんなの冗談に決まってんだろ。


N「・・・あいばか。」

切なくなってもいい。
相葉さんの隣にいれる幸せのが大きいよ。
今日は昔みたいに、バカみたいに騒ぎたい。
そんな気分だった。

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