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スイッチ

第7章 櫻井くんの災難。


S side

え・・・・・・・・・
なんて・・・・・・?



ちゃんと聞き取れている。
けど分からない・・・・!!


S「・・・ちょっと待ってニノ・・・え??」


ニノが、どM・・・?!


N「相葉さんがSっ気あるって話した事あるでしょ?」


S「ああ、確かにそれは聞いたけど・・・」


雅紀とニノが恋人になってすぐの話だ。


N「相葉さんって意外と男っぽいんだなぁって、その時はそれくらいにしか思ってなかった。」


飲み干した缶を見つめながら、腹を括ったのか語り出すニノ。


N「それからね?相葉さんと恋人として過ごしてると、たまらなくドキドキする時があるの。
今まで友達としてしか過ごして来なかったから、気付かなかった事。」


ニノがチラリと窺うように俺を見た。
俺の反応が気になるんだろう。


S「大丈夫だよ、それで?」


N「・・・冷たくされたり・・・乱暴にされると嬉しいの。」


S「乱暴?!」


N「暴力とかじゃないよ?!」


ああ、ビックリした・・・
さすがにそれは無いよな。


N「普段はそう思わないんだけど。
・・・エッチな事してる時に、ヒドくされたいの。
相葉さんSっ気あるから、すごくドキドキするんだけど、肝心なとこで優しいんだもん!」


タンっと缶をテーブルに叩きつけるニノ。


N「俺が気持ち良くなってもう訳分かんなくなってるのをさ、すごい冷たい目で見る時があるんだよ?
もうあの目最高・・・♡
言葉遣いも変わるの。
すごい男口調でさ、俺の事お前って呼んで・・・
フェラしてる時に髪摑んで引っ張られた時はもうキュンキュンしてヤバかったー♡」


S「に、ニノ・・・?」


N「でさ、相葉さんの精子飲み込んだ時の相葉さんの目も最っ高だったの!!もう変態を見るような・・・は?お前飲んだのかよ、みたいなさ♡
かっこ良かったなぁ。
もっとイジメられたい・・・
ホントにエッチしたら、もっと凄いのかなぁ・・・」



女子会のマシンガントークのように、きゃっきゃと可愛く話しているニノだが、内容はえげつない。


雅紀、お前すげーな。
ニノにフェラさせてんの・・・?



想像するな俺・・・!!
勃ちそうで怖い!!!!

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