
イケメン女子が堕ちる瞬間
第1章 第一章
しばらくして、男は手を止めた。
『ハァ…ハァッ…』
(なんだよ…これ…)
味わったことのない感覚に、体中が熱くなる。
グイッ
『ウッ…』
下をだらしなく向いていた葵の顎を、ぐいっと持ち上げる男。
「俺は…梁瀬 翼。…これから、お前は俺の性処理役だ。いいな」
『はっ…?』
性…処理?
何を言ってるんだよ…コイツは。
「安心しろ…。ヤバイことはしねぇよ。気持ちよくなるだけだ」
頭が追いつかない。
どうして…あたしがーー?
『やめろ…離せ…よ…っ』
「はっ。今のうちに嫌がっとけ。終わる頃には、“もっと”って欲しくなってるからな」
