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偽恋-itsukoi-

第1章 ハル



ある日突然、私アユの携帯電話が鳴った。
最近仲が良いミサトからの電話だ。

私はすぐ電話に出た。

『もしもーし?今から皆でいつもの所集合するけど迎え行かせるからアユも来てよ!』

「行く!じゃ迎えお願いしまーす!」

『男の先輩に迎え行かせるから待ってて!じゃ!』

そう言いミサトは電話を切った。

どんな人が迎えに来るのだろう。
ソワソワしてたら一人男の人がバイクで
ファミレスに居た私を迎えに来た。

その男の見た目は金髪にダボっとした
仕事着を着ていて少し怖かった。

「あの〜。ミサトの友達です。アユって言います。」

『おー!迎えに来たよ!俺はハル。よろしくな。バイクさみーし危ないからちゃんとしがみついてろよ〜♪w』

そう言いハルはバイクのエンジンをつけた。
私が後ろに乗ると私の手を引っ張り腰に手を回させた。

『よし、行くぞー!』

顔はそこまでタイプではないが
ハルの歳上に見えない少年らしい無邪気な笑顔に惹かれた。

皆と合流し、お酒を飲んだり騒いだりしてあっとゆう間に時間は過ぎ私はミサトと一緒に解散した。

『絶対ハルってアユの事好きだよね〜!』

「え…?全然気付かなかったし
てか今日会ったばっかりなのにそんな事ある?!」

『私が今度聞いてみるよ〜♪』

そう言いミサトは鼻歌を歌いながらニヤニヤしていた。

『じゃ、またあそぼ!またね!』

「またね〜!」

親に迎えに来てもらい家に着いたが
ずっと心臓の音が鳴り止まなかった。

ミサトのばかw変な事言うから!

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