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文車に乗せた

第2章 ゆらぎ

一樹のことを、全部知ろうなどとは思わない。

むしろ、ミステリアスなままにしておきたい。

だからこそ、私たちは相手に謎を多く持ちながらも、ある夜唐突に、お互いの求めあう気持ちを確認してしまったのだ。

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