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文車に乗せた

第3章 本能

クラミジアをこじらせたのをきっかけに、私は風俗を辞めた。

バイトは意外と簡単に見つかり、ふらふらと何度か職を変えて過ごした。

その間、勿論恋人だってそこそこ居た。
彼らは魅力的だったけれど、挿入よりフェラチオばかり要求したり、何だか「華」を感じさせなかった。
遊廓に飾られていそうな、けばけばしい程の色をした「華」の艶っぽさは、彼らからは感じとれなかった。

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