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文車に乗せた

第3章 本能

いつもどこかで、自分を壊してくれるような、セックスを求めていた。

いつも、心は渇いていた。
どんなに喘いでも、どんなにあっちが濡れても、心という「性器」は、けして湿らない。

欲しいのは、もっと私を狂わせようとする程の力。
もっと乱暴に、私を悦楽の果てまで連れて行って欲しい。
もっと。
もっと…。

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