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◇５０５号室・廊下◇

「ココが、作業部屋だよ」

「へぇ～！」

僕は、大喜君を順番に部屋の中を案内している。

ＢＬ作家って事は、部屋の中を案内する前に説明した。

「で、こっちの部屋が」

次に、僕の部屋の向かいのドアを開ける。

「さっき言ってた、１つ空いてる部屋だよ」

一応、週に２回掃除してるからまだ綺麗な方だと思う。

「今日から、この部屋を使ってね」

「はい、ありがとうございます！」

大喜君は、空き部屋に入って自分の荷物を置く。

それから、大喜君にゴミの分別とゴミの日、掃除用具の場所、僕の生活リズム、仕事の関する事などについていろいろ説明した。

「あと、１人で外出してもらう事や自由に出かけて良い時もあるけど、基本的に外出する時は僕と一緒にね」

「はい」

「もしも、１人の時に借金取り３人組に見つかったら危ないから」

「すみません、気を遣わせてしまって…。」