テキストサイズ

大型犬との同居

第2章 ~同居スタート~

申し訳無そうにする大喜君。

「乗りかかった船だし良いよ」

◇505号室・リビング◇

「そういえば、大喜君が住んでたアパートって梅田の?」

「いえ、駅で言うと地下鉄の肥後橋駅のとこです」

「そうなんだ」

リビングに戻り、大喜君に住んでたとこについて聞いた。

「あと、大喜君って昼飯食べた?」

「実は、朝から何も食べてなくて…。」

そう言い、大喜君のお腹の音が鳴る。

「じゃあ、早いけど大喜君の昼飯買うついでに、夕飯の材料でも買いに行くかな」

「すみません…。」

僕達は、大喜君の昼飯と夕飯の材料を買いに、外へ出てエレベーターで1階に降りた。

◇車の中◇

「小太郎さんは、いつもどんな料理食べてるんですか?」

「僕、自炊も料理も出来ないから、いつも冷凍食品と弁当や外食になるんだよね~」

小学と中学時代の、家庭科の調理実習で友達から『頼むからお前は何もするな』、『食器の配膳や洗浄だけしてて』って言われるぐらい酷い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ