テキストサイズ

大型犬との同居

第3章 ~飼い主への奉仕~

◇犬尾家1階・リビング◇

ー大喜視点ー

「あれ程、どんな親しい人でも借金の保証人にはなるなって、何度も言っただろ!!」

「何で、借金の保証人になるのよ!!
数百万なんて絶対に貸さないわよ!!」

「……ゴメンなさい…。」

親友の借金の保証人になり、挙げ句の果てにその親友は雲隠れしてしまい、借金取りが借金の取立てに来た事を実家の両親に伝えた。

その結果、両親から激しく責め立てられる。

「とにかく、俺達は金は貸さんし助けるつもりない!!
もう、二度と家には帰って来るな!!
家の敷居を跨る事は、絶対に許さん!!」

「そんなッ…。」

「当然でしょ!?
もう、私達は赤の他人よ!!
親子の、家族の縁を切らせてもらうわよ!!」

自業自得とはいえ、両親から勘当されて赤の他人になってしまった…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ